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前歯の被せ物

Q. さし歯と歯ぐきの境目が黒く 笑うと気になります

A. 前歯の差し歯には 大まかに分類すると以下のものがあります。

①硬質レジン前装冠(保険適用)
保険の範囲で出来る合成樹脂の白い前歯です。材質的には吸水性があるので 少しずつ着色し黄ばんだ感じになってきます。透明感もなくなってきます。保険で使える土台の金属の種類も指定されているので その金属の変色で歯ぐきの境目が黒くなってくるのも欠点の一つです。
ただし、お口の中の状態は個人差が大きく多少の変色を気にされなければ 十分満足される方もいらっしゃいます。

②セラミッククラウン(保険外)
セラミック(陶器)で出来ているので 当然 変色はありません。
土台になる金属も変色の少ない金属を使用しますので 硬質レジン前装冠に比べれば 歯ぐきの境目が黒くなるのは気になりません。
昔から 保険外と言えば この方法が最良の方法でしたので長く持っているケースもたくさんあります。
ただ、厳密にいうと 金属に裏打ちされているため強度的には問題ないのですが、縁は金属なので 歯ぐき付近がやや暗い感じになります。
これはあくまで 最近登場した「オールセラミック・クラウン」に比べての欠点で 歯ぐきのほんの少しの暗さ以外は美しさを保ちます。

③オールセラミック・クラウン(保険外)
オールセラミックス(全周セラミック)です。透明度や光沢感など見た目は天然歯と全く変わりません。
金属の裏打ちがないので 歯ぐき付近の暗さもありませんし、歯ぐきとの馴染みもいいように感じます。
以前は 強度的に少し心配だったのですが最近では材料の開発が進み 強度的にも問題なく信頼されています。
自分の身内に入れるとしたら、間違いなくこれを選びます。

以上のような材質の違いがあります。歯ぐきの黒ずみの原因が何であるかは、お口の中をみせていただかないと何とも言えませんが、被せ物の材質による物であるのなら 被せ直すのも一つの方法です。

その際、歯ぐきの状態に問題のある場合は、歯ぐきの状態の改善をしっかりして、ご自分でメインテナンスできるようになってから、という事もあります。

個々の歯を診る治療ではなく、お口全体をみた上で診査診断し、治療計画をたてさせていただきたいと思います。

2006/09/18(月) | Q&A | トラックバック(0) | コメント(0)

歯列矯正2

Q. 矯正は保険がきかないと聞いたのですが
   いくらぐらいかかりますか?

A.矯正治療は 保険のきかない自費治療となっております。
自費治療費とは 各医院で設定された基準に基づいて決められていますので 医院によって異なります。

現在の歯並びの状態や 不正咬合の種類、治療の難易度によって多少違ってきますが、当医院においては 料金表を参考になさって下さい。

2006/08/09(水) | Q&A | トラックバック(0) | コメント(0)

歯列矯正

Q.歯並びを綺麗にしたいのですが、歯を抜くのですか?

A.抜歯が必要かどうかは、歯並びの状態や開始時期によって違います。
歯の大きさと顎の大きさが合わない時には、抜歯が必要になる場合があります。

ただし、成長期の場合には 拡大床というプレートを入れる事によって 顎の成長を促す事が出来ます。また特殊な装置で口腔周囲筋の力を利用したり、反対に排除したりする事によって 抜歯する事なく治せるケースもあります。

実際に診せていただけると、詳しい説明が出来ると思います。

2006/08/08(火) | Q&A | トラックバック(0) | コメント(0)

フッ素について

Q. ムシ歯予防にフッ素は有効だと聞きましたが 

   体に害はないのでしょうか?

A.フッ化物には

   ①酸に溶けにくい丈夫な歯を作る働き
   ②初期ムシ歯を修復する働き
   ③ムシ歯菌の作用を抑える働き

があり、ムシ歯予防に関しては 最も有効な手段だと言われています。
フッ素は、大気や水など自然中に存在し、食品中にも含まれているものです。
勿論、フッ素に限らず、いかなる薬や物質あるいは必須栄養素であっても過剰に摂りすぎれば生体にとっては有害です。
歯科医師の指導の下、適切な方法と組み合わせでフッ化物が使用されていれば、きわめて有効で安全な物質と言えるでしょう。

2006/08/04(金) | Q&A | トラックバック(0) | コメント(0)

妊婦さんの治療

 Q.妊娠中に歯が痛くなりました。治療はできますか?


A. できます。できれば、安定期の治療をお薦めします.

初期は つわりがあって体調がすぐれなかったり、治療とは関係なくも流産の危険があったり、不安要素が少なからずあります。

また後期になると、お腹が大きくなって治療台で上を向く姿勢が苦しかったり、時期的には早産の心配もでてきます。

安定期であれば、普通の方と同じ気持ちで治療に臨むことができると思います。

歯科治療で使うレントゲンや薬は ごく微量で 胎児や母体に影響を及ぼす事はありませんが、この時期ならより安心した気持ちで治療を受ける事ができると思います。
もし、妊娠初期や後期で急に歯が痛み出した場合も怖がらずに受診して下さい。その場合は産婦人科の主治医の先生と連絡を取りながら、治療(場合によっては応急処置)を行います。

2006/07/31(月) | Q&A | トラックバック(0) | コメント(0)

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