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わが母校の教授柿木先生が講師として出演していました。
柿木先生は、何度も中津にお招きして講演していただいた方です。

口から始まる病を徹底予防プロジェクト家庭でデキる健康プロジェクト。最近、厚生労働省の科学研究班が行った研究で、口の中の「あるもの」が、健康を大きく左右していることが明らかになりました。
もし、その変化に気づかないでいると、年間11万人もが命を奪われる肺炎につながることもあるのです。
今回は、厚生労働省科学研究班のリーダーを務める名医、柿木保明(かきのきやすあき)先生(九州歯科大学摂食機能リハビリテーション学分野教授)が、口の中に潜む意外な落とし穴を徹底解明!さらに、家庭でデキる病を防ぐ簡単な方法を紹介します。
実際の症例~口の中から始まる病~

福岡県に住むY・Kさん(72歳・女性)は、60歳を過ぎた頃から突然様々な異変に襲われ、身体はおろか心までもボロボロになってしまいました。元々歯が丈夫な方ではありませんでしたが、60代に入って特にひどくなり、ほとんどの歯を義歯に変えざるをえなくなってしまったのです。原因もわからず、約6年もの間、苦しみ続けたY・Kさん。実はその原因こそ、口の中の「唾液」の変化だったのです。


<Y・Kさんに起きた症状>

(1)風邪を引きやすくなる
(2)虫歯が増える
(3)口の中が痛む


<病名>

口腔乾燥症(こうくうかんそうしょう)


<Y・Kさんはなぜ口腔乾燥症に?>

「口腔乾燥症」は、別名ドライマウスとも呼ばれ、唾液の量が少ない事で口の中がカラカラに乾いてしまう病。原因は口の中の唾液量の低下。現在、日本での潜在患者数は、約800万人。予備軍を含めると、日本人の4人に1人、約3000万人がこの病にかかっているといわれています。
唾液は、口の中にある唾液腺と呼ばれる袋状の組織から分泌されています。この唾液腺をコントロールしているのが、自律神経。この自律神経の信号によって唾液の量が調節されているのです。しかし、過度のストレスを受けたり、疲労が蓄積したりすると、自律神経が乱れ、唾液の分泌量が低下してしまいます。それが慢性化する事で、口腔乾燥症を引き起こすのです。
健康な人は、1日1リットル~1.5リットルもの唾液を分泌していますが、彼女のような口腔乾燥症の場合、一日の唾液量は、その半分にも満たない、0.5リットル以下しかありません。
では何故、唾液が少ないと、様々な症状を引き起こしてしまうのでしょうか?
それは、唾液の量が低下する事で、唾液の質まで低下してしまうからだということが最新の研究で明らかになったのです。そもそも唾液には、傷ついた歯を修復するなど、様々な働きがあります。中でも重要なのが、抗菌力。唾液には、ラクトフェリンなど抗菌成分が、口から入るウィルスや歯周病菌などを撃退するのです。ところが、唾液の量が低下すると、その抗菌成分の全体量が減るだけでなく、なぜか正常時に比べ、唾液に含まれる抗菌成分の割合も減少してしまうのです。そうなると、口の中は細菌がより繁殖しやすい状態になり、何度も風邪を引いたり、歯をほとんど抜かなければならない事態に陥ってしまうのです。


<唾液の多い人と少ない人、その抗菌力の差を実験>

唾液量の低下は、どの程度、唾液の質の低下につながるのか?番組では事前検査を行い、唾液量が多かった人と少なかった人を選定し、唾液の抗菌力を比較する実験を行いました。
その結果、唾液が周りの細菌の繁殖を抑えられているかを調べたところ、唾液の多い方と少ない方では抗菌力に2倍以上の差が出たのです。唾液の量の減少は唾液の質を悪化させ、抗菌力を著しく低下させてしまっていたのです。 家庭でデキる 健康プロジェクト

「家庭でデキる!唾液量アップ法」

<(1)食事篇 「咀嚼回数アップの調理法」>

唾液の分泌量を増やすのに大切なことの1つが「噛む」こと。そもそも私たちは普段の食事で、どのぐらい噛んでいるのか?茨城県にお住まいのあるご家庭にご協力頂き、食事中の咀嚼回数と唾液の分泌量を測定。その結果を、咀嚼のスペシャリストである柳沢幸江先生(和洋女子大学家政学群健康栄養学類教授)に見て頂き、唾液量をアップさせる調理法を教えて頂きました。

<(2)運動篇 唾液力がアップする「健口体操」>

口のまわりには3つの唾液腺があります。唾液を分泌させるには、この3つの唾液腺を刺激することが何よりも大切。厚生労働省科学研究班によると、この健口体操によって唾液量がアップすることが確認されています。
3つの唾液腺をそれぞれ刺激する体操やマッサージをご紹介します。
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2010.03.02 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(0) |