
当院が歯科用CTを導入して約1年になります。
この1年で大きく私の臨床が変わりました。
*まずインプラント治療について
術前のインプラント埋入シュミレーションによって、手術の難易度の見極めの精度が上がりましたので
安心してオペに臨めます。術中の想定外の事態も格段に少なくなりました。
以前は敬遠していたアドバンスなケースにも対応できるようになりました。
*口腔外科
親不知の抜歯は以前は怖いものなしにやっていましたが、下額の親不知は神経管と近接しているケースも
多いため、CTで三次元的に根尖と神経の位置関係を診てシビアなケースは専門医に紹介することが増えました。
患者さんにとっても遠くても専門医に安心安全に抜歯してもらったほうがメリットが大きいと思います。
といってもよっぽどシビアなケース以外は自分で抜いていますけど。
また顎骨にできたのう胞や上顎洞の病変がクリアにはっきりと見えますから、自分の手に負えるケースなのかの
見極めも的確にできるようになりました。
*矯正
矯正をされる患者さんは乳歯と永久歯の交換期のお子さんが多いですから、歯の交換の状態をとてもわかりやすく
立体的に説明できるようになりました。
こんな感じで自分で言うのもなんですが、CTによって診断力は格段に向上しました。
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2011/07/29(金) | 歯科治療 | トラックバック(0) | コメント(0)